日記

日記

4月21日 日記

 パトカーの真っ白も、真っ黒も、赤色灯の眩しいくらいのひかりも、消防車の真っ赤も、どれも桜にはなじまない。

 ソメイヨシノがせーので散った東京。さすがはクローン。それでも別の種類の桜はまだ咲いていて、冷たいビル風が吹き抜ける中、人々は花見をしていた。

 下書き見直してみたらなんだこのかったるい文章はよお。暇ぶっこいてフラフラしてたら桜咲いてて近くにパトカーと消防車が置いてあっただけやろがい。ふいー。時期夏ですねえ。まーたなんげえ夏になるんすかねえ。それはそれでまあいいよ夏は嫌いじゃないからね。知らない海岸線走り回って、ボロボロの駄菓子屋で買ったガリガリ君でもかじってさ、「コロナ終わんないね」なんてわかりきったこと喋ってさ、小学校の下校のチャイムがなるまで無意味にウダウダしてようぜ。

 知ってるか?死後の世界ってずーっと冬。寒いんだぜ。死んだら最後、ずーっと死に続けることしか出来ないし、ずーっと雪の中死ななきゃなんないんだってさ。だからさ、熱中症で死なない程度にアホみたいに夏になってようよ。